DANCE BOX特別企画とは
ダンスボックスでは、関西のコンテンポラリーダンス・アーティストらが
互いの活動領域や世代を横断して協働する場として数々の「特別企画」を
プロデュースしてきました。今回は、日本のコンテンポラリーダンス・
シーンのパイオニア的存在である振付家/ダンサーの黒沢美香を招き、関西を
活動の拠点とする多様な世代の女性のダンサーと共に、ダンスボックスが
神戸に拠点を移してから始めての特別企画を開催、黒沢美香の代表作
「ジャズズ・ダンス」をリメイクします。
日本コンテンポラリーダンス界の
ゴッドマザー黒沢美香の代表作「ジャズズ・ダンス」
黒沢美香の代表作「ジャズズ・ダンス」は、1992年に初演をむかえ、本公演で
12回目の公演となります。ジャズ音楽の形式をダンス作品の構造に持ち込み、即興をベースとして進行される当作品は、ダンサーの力量や感性等によって
大きく左右され、また公演毎に様々な表情を見せます。
また、今回は生演奏でのミュージシャンとの共演により、
舞台芸術ならではの「いま・ここ」に生み出される表現を提示します。
本公演の新たな取り組み
今回の新たな試みとして、コンテンポラリーダンスという
限られた業界のダンサーだけでなく、クラシックバレエなど、
他ジャンルのダンスに取り組んできたダンサーと協働します。
関西のコンテンポラリーダンス関係者のみならず、
より神戸の様々なダンス・シーンを交差させ、
ダンサーや観客にとっての新たな出会いを創出することを目指します。
本公演の魅力
「多様な出演ダンサー陣」
黒沢美香&大阪ダンサーズ「ジャズズ・ダンス」は、2007年4月にダンスボックス
特別企画として大阪で実施しました。本公演にも出演する文、北村成美やきたまり、
福岡まな実等、関西を代表する女性ダンサー達が出演していました。
あれから8年、再びダンスボックス特別企画として、大阪ダンサーズの公演から引き
続き参加するダンサーに加えて、すでに確立したキャリアを持ち国内外の第一線で
活躍する振付家・ダンサーの寺田みさこ、関西随一のコンテンポラリーダンス
カンパニー[Ensemble Sonne アンサンブル・ゾネ]の主要ダンサーの伊藤愛、
貞松浜田バレエ団の東沙綾、神戸を中心に活動している新進気鋭の映画監督、
濱口竜介の最新作に出演している田中幸恵、「国内ダンス留学@神戸」の
卒業生の中間アヤカ、内田結花、川瀬亜衣、下村唯、藤原美加など、様々な
フィールド/世代のダンサーが新たに出演します。