top of page

Dancer Interview 中間アヤカ

2月1日の稽古終了後、中間アヤカさんにお話を伺いました。 国内ダンス留学1期生のアヤカさんは若手のダンサーの中では、黒沢美香さんとの関係が長いダンサーです。そのアヤカさんがどのようなことを考えて、ジャズズに向き合っているのか、また、今後の活動などをぜひご覧ください。

[話し手]

中間アヤカ

国内ダンス留学@神戸1期生

詳しいプロフィールはこちらから。

[聞き手]

岩本順平

NPO法人DANCE BOX 広報担当

フリーカメラマン

>黒沢美香さんとの出会いはいつでしたか? 国内ダンス留学@神戸1期生の時、2年前の特別ワークショップで初めて会いました。 >作品はみたことありましたか? それまでなかったです。 >黒沢美香さんは知っていましたか? 名前は知っていましたが、実際どんな人か全然知りませんでした。 >会ってみてどうでした? すごくパワフルな方、というのは事前に聞いていたんですが、会ってみると体格的にも小さくて、声も可愛いし、ふんわり柔らかい雰囲気の人だと思いました。でも、ダンスが始まるとすごいエネルギッシュというか、圧倒されてしまうようなパワーを感じました。 >黒沢さんが踊っているのを見て、ということですか? 美香さんの踊りはもちろんですが、場を作る力を感じました。それは投げかけられる言葉であったりとか、リズムの出し方とかいろいろあると思うんですけど、始まるとダンサー側が盛り上がっていく感じです。それがすごい人だと思いました。 >1期生の時のワークショップはどんなワークショップですか? ジャズズとは関係のない内容でしたが、やってることはジャズズと似ているのかな、基本の振りがあってそれを使って場をどう動かしていくかということをやりました。 >その時のワークショップで印象に残っていることはありますか? 私は美香さんと初対面だったんですけど、美香さんのワークショップをずっと受けてきた人たちも、例えばしげやんさんとかも一緒に受けてて、そういう人たちの熱が始まる前からすごかったのを覚えています。ワークショップ中に、できなかった、難しいと言っているのを聞いて、私は正直何が難しいのか、わかりませんでした。1期生の時は今とは違い、ちょっと入り込めなかった自分がいました。翌年のワークショップでやっと少し分かりかけた、何か掴みかけたという感覚がありました。たぶん、それまでダンスのスタートラインにすら立てていなかった、美香さんが私たちにくれようとしてるダンスの第一歩にまだ立ててなくて、2回目でやっと出発できるという感じだったかもしれないです。 >今美香さんの作る作品、現場に他の作品との違いはありますか? 今回はクリエーション期間が短いというのもありますが、とにかくスピードが早いです。 また、自分だけじゃなくて周りからもダンサーの本能のようなものを感じることが多くあります。ワークショップでもそうでしたが、メラメラした戦いのようなもの、みんな仲間でありライバルだという意識が強いです。 >ソロのシーンが多いですが、どう感じていますか? 嬉しいです。最初の数日はプレッシャーに負けてしまいそうで、とても孤独に感じました。でも自分のポジションは自分で守ります。 >好きな美香さんの言葉はありますか? 「太る」という言葉が印象に残っています。 クリエーションの時にも「もっとダンスを太らせて」とか、「どんどん体を太らせて」という言葉を使われて、太らせてってどういうこと?ということを考えていました。 >次の出演予定はありますか? 踊りに行くぜの神戸公演、秋津さやかさんの作品に出ます!

>全3回のうちの2回のクリエイションが終わっていますが、作品はどうなっていますか? いいペースで進んでいると思います。ただ次のクリエイションまでが1ヶ月ほど空いているので、不安はあります。その間に違う作品のクリエーションがあると、体も変わってくるので、それまでのクオリティをどう保つか、というのが自分の課題だと思っています。 >城崎でも出演する作品があるんですよね? 城崎は2月21日、22日、25日です。城崎国際アートセンターで、木村玲奈さんの「どこかで生まれて、どこかで暮らす。」という作品です。 (木村玲奈HP:http://017kimura.tumblr.com/) この作品は、今まで神戸、青森、東京の3箇所で滞在制作を行ってきました。城崎は4カ所目です。 作品の大きなテーマである、方言はもちろん、踊る場所自体も深くリサーチしている作品なので、城崎でもまた全然違う感じになると思います。 >今回はあまり滞在できてないみたいですね。 行ったり来たりのわずかな滞在で、辛いですね。正直どう作品に向き合えばいいのか、まだ迷っています。私がいない間にみんなは城崎で生活をしていて、私より何倍も城崎のことを知っているし、体としての共有もできていて。それにどう共存するか、ということを考えたときに、追いかけるのではなくもっと何か別のものを提示できたらと思っています。 >城崎を楽しみにしてます。ありがとうございました。

(文章・撮影:岩本順平)

タグ:

Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page